
インスタグラムのアルゴリズムを実証実験した結果
インスタグラムのアルゴリズムについて
投稿に力を入れてもいてもフォロワーがなかなか増えないアカウントをよく見かけませんか?
現状のアルゴリズムでは投稿やリールの作成だけではフォロワーが伸びにくくなっています。
投稿にいくら力を入れても成果が出ない。そんなアカウントをきっと山ほど見ているはずです。
以下どのような振る舞いがフォロワーを増やす上で、また新規顧客や新規求人獲得のために有効かについて書いていきます。

◯前提
フォロワー以外に見てもらえないとフォロワーは伸びない
Instagramは「閉じたSNS」とも呼ばれます。
この意味は、フォロワーには密度高く投稿を届けやすいが、フォロワー以外と繋がるのは難しい。といったものです。
しかし、新規顧客の獲得や新規求人の獲得を目指すのであればフォロワー外の方にどれだけ情報を届けられるかが重要となるのはいうまでもありません。
ではどのようにしてフォロワー以外に投稿やリールを届けるか。
ここでは大きな指標として「保存”数”」というものがあります。
保存数別 再生数 フォロワー割合の比較
実際の動きを見ながら説明します。
弊社実験用アカウントでの、保存数に対する、再生数、フォロワー以外の割合の比較について実例を入れてお伝えいたします。
以下はリールごとでの保存数に対しての再生数やフォロワー以外の割合を示したものです。
実験投稿1
保存数 15に対して
再生数 2145
フォロワー以外の割合は 66.3%
実験投稿2
保存数 152 に対して
再生数 44,000
フォロワー以外の割合は 96.3%
実験投稿3
保存数 4047に対して
再生数 311,000
フォロワー以外の割合は 99.4%
まとめの表
投稿1 | 投稿2 | 投稿3 | |
保存数 | 15 | 152 | 4047 |
再生数 | 2,145 | 44,000 | 311,000 |
フォロワー以外割合 | 66.3 | 96.3% | 99.4% |
見事な相関関係があることがわかるでしょうか?
また投稿の質自体にここまでの大きな違いがないことも理解していただけると思います。
ベースのフォロワーが7,000人いるアカウントなので、投稿1のように人気のない投稿でもある程度の再生はいくのですが、それ以上の伸びは望めません。
上記の通り、保存数が一定に達しないと再生もフォロワー数を伸ばすことにもつながりません。
◯フォロワー以外の方に情報を届けるためのアルゴリズム攻略
上記の様なことを試すうちに、現在のアルゴリズムのおおよその概要が見えてきています。
以下は私たちがイメージとして捉えている内容です。
①まず投稿が掲載されると第一回戦が始まる。第一回戦はフォロワーにだけ投稿が見られる。ここで一定の保存数を獲得できると第二回戦に進める。
②第二回戦はフォロワー以外のフィードにも「おすすめ」として掲載される。
第一回戦よりも多くの人の目に触れることになる。ここでも一定の保存数を得られると次に進む。
③第三回戦はほとんど全てがフォロワー外の方々。 このあと第四回戦、第五回戦、、、と進む。
ここで大事なのは、次の試合に進めるかどうかの指標は、保存の割合でなく保存数の絶対値ということです。
フォロワー100名でいくら高い割合で保存が取れてもせいぜい10程度だと思われます。保存数10ではイメージせいぜい第二回戦止まりです。
フォロワーが5000名いれば、それほどうまくいかない投稿でも50程度の保存を稼ぐことが簡単にできます。第三〜四回戦くらいにはシードで行ける様なイメージです。
保存数を取るためにはフォロワー数が正義です。投稿の質が低くとも、フォロワー数さえ多ければ、ある程度の再生数は稼げるというのが現状です。
ただ、とりあえずフォロワー数がたくさんいればいいかというと、そうでもありません。
保存をしてくれるような実際にあなたのアカウントに興味を持ってくれている人が集まっていないと同じ次の試合に進むことができないのです。
上記の様なアルゴリズムの中では、フォロワー数が少ない状態でいくら投稿の作成に力を入れても無駄になっているところが本当にたくさんあります。
素晴らしい投稿が、ほとんど誰にも見られず消えていきます。
アルゴリズムの攻略のキーワードは、保存数の絶対値です。
そのためにまずは基本となるフォロワーの確保、そしてフォロワーの質が大事になります。
とはいえ、フォロワーを稼ぐためにそもそもフォロワーが必要ということでは、どうしたらいいんだ!となりますよね。
大丈夫です。以下で実際の施策について説明していきます。
◯実際の施策について
最初は投稿に力を入れても空回りをしてしまうケースが多い。
まずはフォロワーを増やすための施策として、いいねまわり、フォロワーまわりをオススメしています。
いいねまわりとは
インスタグラムの「いいねまわり」とは、特定の目的を持って積極的に他のユーザーの投稿に「いいね」をつける活動を指します。これは、個人やビジネスアカウントがフォロワーを増やしたり、エンゲージメントを高めたりするためのマーケティング手法の一つとしてよく行われています。以下は「いいねまわり」の基本的なポイントです。
いいねまわりの目的
他のユーザーに対して「いいね」を行うことで、自分のアカウントを認知してもらい、フォロワーやインタラクションを増やすことができます。
この時、いいねをする相手は誰でもいいわけではありません。できれば、貴社の想定ライバルのフォロワー、もしくは想定ライバルの投稿にいいねをしている人などを狙いたいです。また、特定のハッシュタグで絞り込むのもオススメです。
これらの方達はもちろん貴社の見込み顧客となります。
いいねを通してターゲットとするユーザーや同じ興味を持つ人たちにアプローチすることができ、フォローしてもらうきっかけを作ります。
いいねまわりで注意すべきこと
いいねまわりは効果的な手法ですが、以下の点に注意しないとスパム行為とみなされる可能性があり、逆効果になることもあります。
とにかく誰にでもいいねをする
いいねの目的は上記の通り、保存をしてくれる様な貴社のアカウントに興味を持ってくれるフォロワーを獲得していくためです。
適当ないいねまわりをしていると、フォロワーの質が下がっていき、保存を獲得できなくなります。
適当に行うくらいならやらない方がいいと思われます。
過剰な数のいいね
1日に何百件もいいねをすると、アカウントが制限される可能性があります。適切な頻度で行うべきです
自動化ツール
巷には自動化ツールの様なものがたくさんありますがオススメしません。アカウントが凍結されるリスクもあります。避けた方がよいでしょう。
効果的な「いいねまわり」を行うためのコツ
ターゲットを明確にする: 年齢層、性別、興味関心など、具体的なターゲットを設定し、貴社の想定顧客となる適切なユーザーに「いいね」ができると良いです。
ユーザーがアクティブな時間帯に行うと、見てもらえる可能性が高まります。午前中や夕方など、ターゲット層の活動時間に合わせられると◎
いいねだけでなく、コメントやフォローなどを組み合わせることで、より深いエンゲージメントを生み出すことができます。
実際の施策実例
以下は実際に行っている施策をリアルタイムでまとめている管理表です。
どのような傾向のユーザーにいいねまわり・フォロワーまわりを行うとどの様な反応があったかがわかる様になっています。
管理表項目の説明
① アクション# | 狙う顧客層を#で管理 |
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② follower start | いいね活動前のフォロワー数 |
③ follower end | いいね活動後のフォロワー数 |
④ follow startt | フォロー活動前のフォロー数 |
⑤ follow end | フォロー活動後のフォロー数 |
⑥ いいね数 | 1日で行った「いいね」の数 |
⑦ アクションアカウント数 | 1日で「いいね」の活動を行った アカウント数 |
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⑧ 対いいね反応率 | いいね活動をする中でフォロー バックしてくれた人の割合 |
⑨ 対フォロー反応率 | フォロー活動をする中でフォロー バックしてくれた人の割合 |
アクションをしていく中で実際に効果のあったキーワードやターゲット群などを明らかにしていきます。
上記の様な取組が自社では難しいという方は、他社平均のおよそ1/3の値段からサービス提供が可能です。
弊社では貴社のアカウントに専用で、現状の投稿状況やフォロワーの状況についての無料レポートを作らせていただくことが可能です。
ご希望の方は以下のサービスページからお知らせください。